2012年6月28日木曜日

ささやかで、タフな命たち。

梅雨のあいまに晴れてくれた先日、「 一年中このくらいの気温だといい〜な〜!!!」と思えるほどカラッと乾いた空気と、キラキラな日射したっぷりの朝の通勤中・・・ふと見つけてしまいました。


どちらかのどなたかが、不法投棄なすってった粗大ゴミの座椅子・・・










なにか違和感を感じて、よく見てみると・・・
座椅子から、雑草たちがボワッと芽生えているではありませんか!
座椅子のクッションに使われていたのはココヤシ繊維でした。
この座椅子ちかくに飛ばされてきた種子たちは、「台風」と「ココヤシ繊維」のおかげで、めでたく芽がデタようすです。


はははっ・・・


あっちからもこっちからも、スキあらば発芽してきてます。










この発芽イスのすぐちかくの排水溝からは、今年もノイバラが元気に顔をだしました。


毎年同じところから枝を伸ばしてくるので、もうかなり根っこがシッカリと張っていると思われます。こうなったら、ちょっとやそっとじゃ駆除できないです。

植物は根っこから有機酸を分泌して、土の中のミネラルを溶かして肥料にしています。この有機酸は、頑丈なコンクリートさえ、少しずつ溶かしてしまえる腐食成分なのだそうです・・・コンクリートの成分のヒトツは「炭酸カルシウム」なので、有機酸で溶かしちゃえば、「CO2」と「カルシウム」がGETできちゃいます。




カルシウムが足りてるプラントは、病気や害虫にも強くなるといわれてますが、道ばたでコンクリートを割って生えてくる「ど根性雑草」たちは、いかにも丈夫そうです。



先日、車のドアに奇妙な物体がくっついてるのを発見しました。「カゲロウ」のタマゴでした。ウチの車にこのタマゴを産みつけていった親カゲロウは、この車がめったに洗車されないことを知っていたにチガイありません・・・



ミカンの木には、またしてもクロアゲハの幼虫が発生しました。


クロアゲハからは、このミカンがよほどオイシそうに見えるんでしょう。ザンネンながら、我が家のオイシくなさそうなミカンの木へ引っ越ししてもらいました。




2012年6月25日月曜日

育ちかたがまるでちがう! 2年目のホップ



大事にそだてているミカンの葉っぱが喰われまくり、「正露丸」そっくりなフンを落としていた犯人をGETしました。


このミカンの木には、果実がついてるので、これ以上葉っぱをムシャムシャやられては、かないません。

「クロアゲハ」の幼虫です。
ミカンの葉っぱの上にいるときは、置物のように動かないのに、箱に入れて持ち運ぶと、あっという間に箱から脱出します。

ウチに花がつかないミカンの木があるので、先週そっちへ引っ越してもらいましたが、只今行方不明です。










そして、勝手に生えてきたカボチャの雌花が、ミゴト結実してました!
そういえばカボチャが生えてきた当たりには、半年ほどまえ、ウチのミミズコンポストにたまった「ワーム・キャスティング=ミミズのフン」を肥料がわりに撒いたことを思い出しました。

ミミズコンポストに入れた残飯のカボチャのタネが、発芽した模様です。
カボチャ・・・強過ぎです。






台風で、土がうるおったおかげで、グリーンカーテンの地植えホップが、つるつるつるつる伸びてます。














今月の初めには、まだ毛花だらけだったホップたちでしたが・・・











もう毬花になってます。

去年に植えたカスケードホップの毬花は、余裕で去年の花の大きさを超えています。

ホップは、目に見えて年ごとに生長がちがうのがわかります。







同じく、今年2年目のビターホップ「CHINOOK/シヌックorチヌーク」ホップの毬花ですが、去年との生長の差といったら、ひどいもんです。

去年よりも3倍くらいは、タテに長く大きな花になりました。
シヌック・ホップはエール系のビールによく使われるビタータイプのホップですが、ものすごくスンバラしい柑橘系の香りがします。





そんなホップのグリーンカーテンには、いろんな虫たちの憩いの場となってました。

かわいいテントウムシと、右下には、ホップの葉っぱを穴だらけにしやがる害虫の「ハムシ」がポツンといます。








カメムシのカップルに、興味津々なアリンコ。

























去年の秋に挿し木とりをしたシヌック(チヌーク)ホップは、まだ40cmくらいの高さにしか生長していません。


挿し木スタートのホップが、本格的に花がつくまで大きく育つには、もう一年かかりそうです。














2012年6月20日水曜日

ココヤシのスゴさ、発見?

メイワクな台風4号の暴風が、いまにも屋根を吹き飛ばしてしまいそうで、ハラハラ・ドキドキな夜を過ごしました。被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

今年もゲンキにツルツルと育ちすぎの「エビヅル」が、しなっっっと萎れてしまいました。

エビヅルは、ヤマブドウの仲間なので、実がつけば食べられます・・・が、雄株と雌株にわかれる雌雄異株です。

勝手に生えてきたこのエビヅルが、オスなのか、メスなのかまだ不明です。





ちなみに、エビヅルとよくにた葉っぱをつける「ノブドウ」というブドウの仲間がいます。

エビヅルとノブドウは、見れば見るほど、葉の様子もよく似ているのですが、エビヅルは葉の裏に白い毛が生えていて、風になびいたりすると、チラチラッと白い葉ウラが見えます。







そして、これまた勝手に生えてきたカボチャですが、今朝になって、雌花が開花してました!














なぜこんな、どこもかしこもベシャベシャしてる台風の翌日に、わざわざ咲いたのか? と恨めしくも思いますが、急いで雄花を摘んで受粉させてみました。














さて、自慢できることじゃありませんが、Xソ暑くなった日曜日のせいで、室内栽培のエアロ・ガーデンのチャイブが、ほぼ茹だってしまいました・・・オレガノはゲンキですが、チャイブは、お見せできる状態ではありません。現在新芽が展開してきて、なんとか生き残れそうなチャイブが数名います。

チャイブは暑さに弱いことをキチンと学ばずに栽培しはじめた私の落ち度をタナに上げ、「これだから、夏場にハイドロは・・・やりたくな・・・」と、口に出してはならぬことを思わず言いそうになります。


「日本の夏にハイドロがあんまし向かないんなら、どうしたらいいのさ?」と、思いますが、ココヤシ殻繊維を利用した「ココ培地」などの有機質の培土は、培養液とくらべて温度の上昇が抑えられて酸素もたくさん含めるので、養液栽培を日本の夏場にトライするならば、ココ培地はGOODなチョイスだと思います。


いくらココ培地がハイドロ・システムよりも夏場に強いとはいえ、もちろん破壊的な高温や濃い肥料、カラッカラに水切れを起こさせてしまったら、植物はダメージを受けますが、今回ハイドロ・システムで、たった1日様子を見ないだけで、うだってしまったチャイブのように、イッパツでアウト!!! という状態には、ココ培地は、なりにくいといえます・・・ただ水やりの手間は、かかりますよね。


しかし、今回はちょっと違った視点から「ヤシ殻繊維」のスゴさを再発見しました。

ヤシの木の生命再生パワーは、ものすごいものがあり、亀の子だわしを海水に浸しておけば、ヤシの新芽が発生してくるという情報・・・
「 亀の子タワシから、ヤシの木を育てよう 」
http://portal.nifty.com/2010/04/01/uso09/












・・・は、さくっとエイプリルフールのネタでした。ザンネン!!!


さて、本命のヤシ繊維のスゴさですが、「亀の子タワシは、油を分解する!」のです。


あまりに大量の油は、きちんと処理して可燃ゴミに出さねばなりませんが、調理後のフライパンや食後のお皿にベットリとついた油分くらいなら、亀の子タワシでクルクルッとこすれば、あっというまに油がサラサラになります。









しかし、夏場はタワシやスポンジなどに雑菌が増えやすいので、油汚れをおおかた落とした後の食器は、洗剤で軽く殺菌がてら洗った方が安心かもしれません。あと、汚れがたまったタワシは、お鍋でグツグツ煮ていますが、タワシをゆでたお湯には、油は浮きませんが、汚れや雑菌などで黒っぽくなります。


いまのところ、なぜヤシ繊維が油汚れをサラサラに分解できるのかは、たぶん繊維にスキマがたくさんあるからかな? と思われますが、先日お豆を買わせていただいたショップさんが、この情報を教えてくださってました。


ちなみに、油がついてベタベタした手肌まで、タワシで軽くこすると、不思議とサラサラに落ちてしまいました・・・








2012年6月18日月曜日

植物との会話

レデボウリア・ビオラセラという多肉が、育ててから、はじめて花を咲かせました。


ユリ科のレデボウリア属の植物だそうです。









たった5ミリほどしかない、紫色のちいさな花を咲かせます。


室内でそだててないと、多分見逃してしまうほどの、ささやかな花です。












さて、先日ついうっかり幻の絶版品「プラントーン」をGETしてしまいました。プラントーンとは、植物にセンサーをつけると、光と音で植物の感情が表現されるという、それはそれはマニアックなおもちゃでした。


人や動物と同じように、植物も感情の動きによって微弱な電流を発しているので、植物が発する電流を計測すれば、どんなときに植物が動揺したり、喜んだりするのかが分かる・・・という発見をしたのが、元CIA嘘発見機専門家のバクスターさんでした。


それから月日が経ち、この日本では、植物が発する電流を音楽にしちまえ!_という小粋なアート「プラントロン」が銅金さんによってつくられ、MACを介して植物が奏でる音楽は、今もなお、多くの人々の心を魅了しています。
http://pieceuniqueproject.com/project/03radioactiveplantron/03radioactiveplantron.html





植物と真剣にコミュニケーションを試みた偉大なプラントマニアたちの功績のナガレの中で、おそらく誕生したに決まってる「プラントーン」というオモチャ。植物の葉っぱや茎に、ふたつのセンサーをはさむと、流れる電流に応じて音と光を奏でるという仕組みで、さっそく根グサらせかけて、ミゴト復活してくださったモンステラで試してみました。葉っぱをプラントーンのセンサーで、やさしくはさんでみると・・・「ピロロピロロピロロロロロ・・・」と、「未知との遭遇」チックなサウンドが流れはじめます。




















手当り次第に植物たちにプラントーンを付けてみると、すべて「ピロピロピロピロロロロロロ」と絶好調で反応してくれます。


















「植物たちはきっと、せっせと世話をしている私を認識しているにちがいない! 」とウキウキしているつかの間・・・センサーのひとつが、ステンレス製ラックをはさんでいることに気がつきました。

エレクタにくっつけても「ピロロピロロ・・・」と鳴りつづけていたプラントーンをみて、短い夢から覚めた日でした。




( それでも、プラントーンを取りつけていて、反応が全くない時に、葉に触れたり水やりをすると、急に音が鳴るので、植物の反応は、キチンと見ることができます。)



2012年6月15日金曜日

バラの季節も終わりましたが・・・

気づけば、バラというバラは散り終わったころとなりました。

今年になって、新しく伸びたシュートからは2番花のツボミがでてきていますが、やっぱり5月のピーク時にはかないません。


先月、生田緑地のバラ園にいってきました。
http://www.ikuta-rose.jp/
バラの花がらをめいっぱい積み込んだトラック・・・

咲き終わってゴミ扱いされても、軽トラに華やかさを添えています。










ビロードのような質感のリッチな赤いバラ。

情熱的なのにエレガントな赤いバラが、よく似合う女性になってみたいもんです。










シャープな雰囲気にも体型にも縁がない私としては、クラシカルな雰囲気のある、カップ咲きのバラが好きです。











それにしても













きれいでした。












これでもか! というスプレー咲きのバラ!

ゼンブのツボミが開いたころにも、見てみたかった。










ささやかにはなやかな、アジア品種のマイクロなバラに、一番ビビビッときました。














仕立てが大変そうですが、いつかこんなマイクロ・バラの垣根をつくってみたいものです。















そういえば、生田緑地バラ園への最後の関門、心臓破りの階段からは、東京タワーとスカイツリーがいっしょに眺められるんですよ〜、と春の公開時期をとっくに過ぎて、入園できなくなった今聞かされてもなぁ・・・という情報でした。

2012年6月11日月曜日

梅雨ですが、花がよく咲きます。

関東では、とうとう梅雨入りしました。スッキリ晴れない曇りの日がつづく梅雨は、ジメジメと憂うつなイメージがあります。

ところが曇りの日の方が、庭木の花がよく咲いていることに、ふと気がつくことがあります。
ホワイト・セージの花です。

数日くらいガガーッと晴れてから、今朝のような曇りの日になると、花がダダーッと、多く咲く気がします。












勝手に発芽してきて、ドドーッと横に広がった「カボチャ」のツルですが、先週のくもったの日に、始めての花が咲きました。(雄花ですが・・・)














この日の気温と湿度を測ってみると、気温が21.5℃で、湿度が約80%でした。とある専門雑誌の記事によると、ハウス栽培の切り花農家さんの経験では、スカッと晴れて窓を開けた日よりも、窓を閉め切った曇りの日の方が、花がよく咲くんだそうです。











花数とは関係ありませんが、曇りの日の方が花の色が鮮やかに見えます。

いくら曇りの日の方が湿度が高くなって花がよく咲くといえ、日が当たらないと光合成できないので、もちろん曇りの日や雨の日ばかりが続けば、植物はゲンキに育ちにくくなります。








ということで、日光にたっぷりあててあげて光合成運動をいっぱいさせることが、植物にとって、とっても大事です。
そ・こ・に!!!
空気中の湿度を60%〜80%ほどに、しっかりキープしてあげると、もっとゲンキに育って、花がいっぱい咲いて、おいしく育つ。ということだそうです。










ちなみに、生長促進によい湿度ですが、気温によって変わります。
気温が高くなればなるほど、植物にとってベストな湿度も高くなるそうで、例えば気温が24℃の時のベストな湿度は75%〜85%の範囲なんですが、気温が30℃になると適度な湿度は85%〜90%になるそうです。

適度な湿度の範囲は、気温なしでは語れない・・・ということのようですが、コマゴマとした数字を覚えるのも大変なので、「湿度はだいたい60%〜80%をキープ」、ということを心がけています。

または、湿度を高めにキープしてあげた方が、植物の葉うらの気孔が閉じないので、根っこが高濃度の培養液に強くなると言われています。(もちろん限度はありますが。)

なので例えば、幼苗期や挿し木とりの時期とか、根っこが肥料焼けしてしまって生長がストップしてしまったときなどの、「根っこの生長を最優先させたい時に、環境の湿度を高く保ってあげたらプラントはやる気を出せるよね! 」ということがいえるようです。



なので、CO2+水だけの炭酸水のミストを挿し木やハーブたちにあたるように加湿器を置いたり、アウトドアな植物たちには、朝一番にCO2+水だけの炭酸水を噴霧器で葉面スプレーしたりしています。
西日が入る窓の日よけに植えたミニトマトたちにも、CO2+水の炭酸水をほぼ毎朝スプレーしてしています。

右側がミニトマトF1品種の「千果」
左側が固定種のエアルームミニトマト「ブラックチェリー」です。







先週末に、「千果」の第一果房が赤く熟したので、さっそく味見したところ・・・な・なんと! 冬トマトに負けないくらいの、天にものぼる甘さでした!!!
「こんなにオイシいミニトマト、スーパーだったらいくらで売ってるかな?」と、タヌキの皮をかぞえだす始末・・・ところが最近、とくに「千果」の葉っぱが、すぐ茶色く老化することが気になっていました。炭酸水を葉うらにスプレーしつつ、水やりを控えていたので、もしかしたら葉っぱに「糖分」がたまりすぎたのかもしれません。



植物の葉っぱは、光合成運動で光のエネルギーをデンプン(糖分)に変えて、「生長」とか「開花」とか「呼吸」とかの生命活動すべてのエネルギー源にしてるんですが、その葉っぱにデンプンが溜まりすぎると、今度は光があたっていても、光合成運動をお休みしてしまうんだそうで、さらに葉っぱの老化も早くなるんだそうです。

・・・で、ならどうすればいいかといえば、葉っぱに溜まったデンプンを効率よく流して光合成をストップさせないようにしてくれるのが、「マグネシウム」と「カリウム」だそうで、またまた各肥料成分の大切さを理解することとなりました。

2012年6月8日金曜日

Grow Your own Rice 2012!!!

水をたたえた田んぼにそよぐ稲の幼苗が、すがすがしい季節です。

















数年前に、思いついたようにトライした「100%室内で水耕+ココ栽培による稲作」でしたが、それはそれは楽しかったです。収穫できたイセヒカリの種もみは、元気に発芽したものの、せっかくの苗をネズミに喰われてしまい、室内稲栽培はフェイドアウトしていました。

が、

先日、田植えを終えた農家さんから「キヌヒカリ」の幼苗を分けていただくことができました。「あまっちゃった苗から、いいところ見て持っていって!」と気さくなお返事。

今年の春はグズグズと気温が低く、思いどおりに苗がそだたず、生産者の方々はご苦労されたことと思います。

こんなゲンキな苗たちを、分けてもらえました。
あ〜り〜が〜た〜や〜!!!













さて、さっそくバケツたちへ、ささやかに田植えしました。今年の夏もマックスな節電対策が求められているので、今回はアウトドアで「キヌヒカリ」たちを育てます。















キヌヒカリは、関東の気候にあわせてブリードされたそうで、太植えに不向き(苗を10本以上まとめて植えること)、そして多少イモチ病に弱いところがあるそうです・・・という情報をGETするまえに植えてしまったので、キヌヒカリでご法度の太植え状態となってしまいました。


というこで、今回は2度目の稲栽培となるので、少し視野を広げて勉強してみました。国民食となりつつあるパンやパスタにラーメンなど小麦粉もよく食べられている現在の日本人1人当たり、年間で平均65Kgほどのお米を食べるそうです。米俵1表が、60Kgなので、大人一人あたりお米1表あれば、1年間は足りる計算になります。

水田は一反あたり300坪で、そこに約15000株の稲を植えて、5俵〜10俵(300Kg〜600Kg)ほどのお米が穫れるそうで、田んぼ一反当たりの人件費・肥料・機械などをひっくるめた諸経費は約20万円ほどかかるそうですが、私たちがオーガニック栽培のお米を買っても60Kgで7万円もしないので、改めて「もうかる農業」への道のりの厳しさを思い知るところです。

ちなみに、稲は品種によって植えられる本数や収量にひらきがでますが、田んぼ一反300Kg収穫で、5人〜6人家族1年分がまかなえるほどのお米が収穫できることになります。


そして、大人1人分が食べられるお米を1年分育てるには、だいたい36坪=タタミ72畳ほどが必要で、これを100%培養液で育てる水耕栽培にすると、21週栽培するとして、培養液は6万リットル/水耕栽培用の肥料は60L〜80Lほど、必要になります。(多めに計算しました。)


稲は、最短だと150日で収穫できる計算になるので、1年間で2回収穫できるとすれば、タタミ36畳でまかなえます。(現実はそうはいきませんが・・・) 


正直、家庭菜園できるスペースが乏しい首都圏の各ご家庭で、イネを育てるメリットは、うすいと感じてしまいます。しかし「発酵食品」が空前の大ブームとなっている今、おウチで無農薬栽培のお米がすこしでも収穫できれば・・・

http://desktopfarmer.blogspot.jp/2011/03/blog-post_22.html
http://desktopfarmer.blogspot.jp/2011/01/brew-your-own-miso.html

「国菌」である「麹菌」を張らせて、「塩麹」や「自家製お味噌」も作れます。







ちょっとコツがいりますが、おウチで穫れたお米をつかって菌糸を張らせるところから「麹づくり」をすれば、一人一人の皮膚で守ってくれてる自分だけの植物性乳酸菌や酵母菌も入るので、免疫パワーがマックスな発酵食品が作れます!





2012年6月4日月曜日

エアロガーデンで、オレガノチャイブ!!!


晴れた日の日中には、半袖で歩くおヒトをよく見かけ、すっかり初夏となりました。

今年は、ラベンダーの調子がよく、

よく咲いてくれます。















冬のあいだ、室内で栽培していたミニトマト「千果」は、いまはベランダで管理していて、春夏トマトになりました。柿の木の葉が生い茂り、ベランダにはほとんど太陽が当たりません。
冬のあいだ元気にそだったトマトは、根っこがびっしり張っているので、少々日当りが悪くても、へっちゃらなご様子です。

ゆっくりとですが、未だにスズナリのミニトマトを実らせてくれました。









冬ほど、味が濃くてオイシいトマトには、育ちませんが、いまだに収穫できるのは、とっても助かります。















と、いうことで今回は、穫れたてのミニトマトをパイピザにしてみました。









パイ生地のピザは、ちょっとごちそう度がアップするので、おススメなのです。

しかしパイ生地を一から作るのは、なかなか面倒です。なので今回は、市販のパイ生地でつくりました。原料がショートニングとかマーガリンではなく、バターの冷凍パイ生地をチョイスすれば、ピザのトッピングにもよくあうと思います。



オーブンで焼く場合は、パイ生地を型にセットして空焼きしてから、好きなピザの具をトッピングして焼くと、底までカリカリさっくりなパイビザになります。





そして、ピザによくあうハーブのひとつ、といえば「オレガノ」ですよね。今年は空前の80'sブームですが、80年代に行った「イタめし」屋さんで、はじめて「オレガノ」のたまらん香りを知りました。オレガノを使ったピザを焼く度に、いまだにそのときの衝撃を思い出します。
ということで、ミニトマトは、すこしづつ収穫できるアテができたので、さっそくオレガノを育てることにしました。
夏はメキシカン料理が食べたくなるにきまってるので、メヒコ料理にマストアイテムな「チャイブ」も、いっしょに種まきしました。

エアロガーデンにタネをセットしてから2〜3日後の先月16日に、いっせいに発芽しました。
そして、今朝のオレガノとチャイブたちの様子です。

だいたい2週間で、めっきり大きくなりました。
ちなみに培養液は、自作カーボネーターでつくったCO2ガスの炭酸水でつくってます。
あと、炭酸水のミストで保湿をしています。(電化製品が壊れることもあるので、自己責任でですが。)



昼間には水温が27℃にもなってしまうのに、いつもより徒長が抑えられて、ガッシリと育ってます。



ちなみに、培養液の水温が高くなる夏場は、ハイドロだとすぐに徒長してしまって収穫量の乏しいプラントになってしまうのが、よく知られたハイドロのデメリットのひとつです。


とある県が考案なすった夏につくるトマト苗の徒長防止方法は、苗が小さい時に、培養液のEC値を9mS/cmにまで驚異的に濃くしてしまうそうです。それでもトマトがヘッチャラなのは、まず水温を20℃に保って酸素呼吸をラクにしてあげることと、ミストを葉面に散布して適度な湿度を保ってあげることで、根っこが濃い培養液でも耐えられるようにしているんだそうです。

ご家庭でまるまる応用するのは、なかなかハードルが高いぞ、ということで、せめてできることを・・・と、炭酸水ミストを葉面にあてています。


これから、真夏を過ぎるまで培養液の水温があっという間に30℃になってしまう、植物にとってストレスフルな季節となります。培養液の水温が高くなると、いくらエアレーションしても酸素が溶け込みにくくなってしまいます・・・