2013年9月13日金曜日

アルガンの植えかえ

ご近所のかたから、ブドウをいただきました。うわ〜、うれしい!!!
今年はとっても甘くできたそうです。















6月に雨がすくなかったため、今年のブドウはどちらのお宅でも豊作だとお聞きします。
























ちなみに、とある年我が家に、ゲリラ的に生えてきた正体不明だったブドウは・・・
「ヤマブドウ」の一種ではなく、なんと! 「白ブドウ」でした。食べてビックリ。
オイシい実をつけるとわかればゲンキンなもので来年からホンキ栽培をすることとといたしました。



























さて、アルガンのタネから、いよいよ双葉が持ち上がりはじめました・・・あれれ?
双葉がふたっつ出ています。





























タネのカラをそっと外してあげると、カラはこんな構造になっていました。
タネの中央で3面に分かれているので、もしかしたら3つの苗が発芽していたかもしれません。



























アルガンのタネはゼンブで5つ蒔いて、2つ発芽しましたが、発芽して間もなくの水やりで失敗し、茎が腐ってしまいました。


乾燥地帯で育つ植物は、普通の植物では腐らない水分量で蒸れてしまうようです。「あ〜あ、ひとつのタネしか発芽しなかったなぁ・・・」とガックリしていると、ひとつのタネから苗がふたっつ発芽してきたので、それはそれはうれしかったです。






ドングリみたいなアルガンのタネ。オシリが丸いほうから根っこが生えてくるので、まだ発芽しそうもないタネを取り出して、とんがったほうを上に向けて埋めなおしてみました。

























アルガンは思った以上に根っこが傷みやすそうなので、発芽した2つの苗を分けて、早めに5号ポットへ植えかえました。乾燥した砂漠地帯で育つ植物や多肉は、通気性の良いココ培地にパーライトを30%ほど混ぜて、さらに含気性をたかめた培地で育てることにしています。





ココ培地でもポッティング・ミックス培土でも、ロックウール培地でも、なんの植物を育てるにせよ、発芽した実生苗や発根した挿し木苗をやや大きめな培地に植えかえた時の管理が、ほぼ全サイクルの生長の良し悪しを決定してしまいます。



まず、培地にあった薄めの培養液で、十分に培地を濡らしてから幼苗を植え込みますが、↓そのあと培地から培養液が滴らなくなるまで、しっかりと培地の水切りをします。



















培養液が水切りできたら、ポットごと重さを計ります。


メンドクサイですが、この時の重さを計っておくと、その後の培養液を与える量を計算するのが、とても楽になり、培養液を必要以上に多く作りすぎてしまうムダも減らせます。

さて、この時の重さを「標準重量」として、その後培地が乾いてきて60%〜70%の重さになったら、植えかえ後はじめての水やりタイミングです。このタイミングをゼッタイにはずしてはいけまっしぇぇぇん!

























↑このアルガンの幼苗の場合は、876gが標準重量です。
なので、525gくらいに軽くなったら植えかえ後はじめて水やりをしようと思います。




培地の重さが70%以上の時に水やりをしてしまうと、根っこが伸びにくくなり植えかえた培地への活着が悪くなります。また、60%以下になるまで水やりをせずにいると、培地内の肥料濃度(EC値)が高くなって、幼苗のナイーブな根っこが肥料やけを起こしやすくなってしまいます。