2017年6月6日火曜日

夏こそやっぱり、トロピカルなCANNA COCO培地でココ栽培!

2017年バケツ稲栽培、定植スタートしました。職業柄いろんな植物を育てますが、お米を育てる時の背筋がのびる感じは、なんというか日本人独特のものでしょうか?「 茶碗には、一粒たりとも米を残すわけにはいかない! 」というのと、にた緊張感です。枯らしたらバチが当たりそうで緊張します。 




















一方、欲のカワがピチピチにつっぱったような、不純な心がけでスタートしたマンゴー栽培。「 でっかく育てば、買ったらン千円クラスのマンゴーが収穫できる !! 」こんな心持ちで行動すると、たいがい失敗するもんです。




















しかし、予想外の助っ人の登場で、わりと順調に結実してます。








アリンコどもです。アップで見るとお尻が透明なことを、久しぶりに思い出しました。
ちなみに、なり疲れで果実が落ちやすく肥料管理にコツがいる果樹類は、有無を言わさず「ココ栽培」にしています。 とくに夏野菜や熱帯植物など収穫を楽しむための栽培には、失敗が少なく確実なので、「ココ栽培」が向いていると思います。



















その理由は、「ココ栽培」は培養液で育てる養液栽培のひとつで、肥料効率がよいことが上げられます。 さらに「ココ培地」には高い保水性と保肥性があるのに、同時に空気もたくさん含めるオーガニック培地だからです。根に酸素が多くなり夏バテに強くなるうえ、肥効がよく、保水性が高いので、とくに培地の乾きが早い夏にはベリーベストなハイドロポニック培地です。
しかもロックウールよりも肥料の抜けが早いので、収穫時期に残留肥料のフラッシング期間がロックウールの半分、約一週間ですみます(このあたりは根の張りとか、肥料濃度で左右します)。





















では、「ココ栽培」のメリットや具体的な栽培管理のポイントなどなどを紹介します。

  •  「ココ培地」は、天然のヤシガラ100%の難分解性で硬い繊維でできてます。
    保水性と保肥性が高く、長期間分解されにくい有機培地、という点がロックウールやクレイペブルスなどの、一般的なハイドロポニック培地と、大きく違う点です。
    またこれは、他のココ培地にはない、CANNA COCO培地 だけのメリットですが、難分解性の硬い繊維のなかに、たっっっっくさんのすき間があるので、空気をたくさん含める状態が長期間たもてる、というすごさがあります。
    保水性も保気性も高いので、気温が高くなる夏は、ハイドロポニック・システムの管理とくらべると、とてもとてもラクなのに、おいしく丈夫に育ちます。

    ちなみに、同じ天然の有機繊維であるピートモスは、種類によっては空気に触れると分解が早まるため、再利用しすぎると繊維が分解されて根詰まりしやすい状態になります。この点がココとピートの大きな違いのひとつです。

  • これまで紹介してきたDWC、再循環ドリップ式、Flood&Drain などのハイドロポニック・システムとちがい、天然植物繊維のCANNA COCO培地がもつ、保肥性、保水性、緩衝作用が根を守ります。クレイペブルスやロックウールのように、ほんの少しのズレや、数時間の水不足で、たちまち植物がしおれてしまうことはありません。


  • 完成された栽培マニュアルと培養液で育てるので、初心者でも、栽培にコツがいる植物でもたやすく収穫までこぎつけます(マニュアルさえ守っていれば)。 経験豊富なホビーガーデナーなら、その出来栄えに狂喜しホレボレとするでしょう。


  • CANNA COCO培地 は、約1年の間、問題なく連続使用、または再利用ができます。さらに使用済みの「ココ培地」は土壌をフカフカにする自然に優しい土壌改良剤になります。 私の場合、室内栽培で一定期間使用したCANNA COCO培地 をためておいて、露地でのプランター栽培、猫草の培地、多肉やサボテン、観葉植物などの培地にしていますが、すべてが元気に育ちます。庭木や花の寄せ植えなど雨ざらしになる場所では、マグアンプなどの長期間ゆっくり効く緩行性肥料をまぜています。ミミズも喜んで食べるので、ミミズコンポストの活性化にも非常におすすめです。さらに原料であるココヤシは、ヤシの木になる果実なので森林などの伐採をしたり、限りある天然資源を採掘して、環境を壊す心配もありません。
    常夏では、ヤシの木は一年中ヤシの実をつけるのです! 大昔から果肉や果汁は栄養豊富な食材になってきましたが、ゴミだったヤシのカラが今では優れた培地になるので、技術開発が進んだ現在、ヤシの実は捨てるところがないのです。























・・・と、CANNA COCO 自慢は、これくらいにしておいて、「ココ培地とは? 」とか
「ココ栽培のポイント」などなど、ココ培地についてのプロフェシッショナルな情報満載の「COCO Infopaper」をはじめ「AQUA Infopaper」、「TERRA Infopaper」各 2017年改訂版を 現在 オンラインショップ にて、お買い上げの方のなかで、ご希望くださった方に配布中です。

ご注文の備考欄に「インフォペーパー希望」とご記載くだされば、同封いたしま〜す。